食事の内容に関わらず食事代は一食分徴収します

 

入院中の食事のお話です。

患者さんの中には、偏食や療養上の理由で食事がプリンやゼリー、ヨーグルト、アイスだけの人がいます。

例えば、誤嚥が激しいため口から食べるのは「お楽しみ程度」とされている人、病状が終末期に入っており食事するのは難しいけど「お楽しみ程度」に嗜好食が許されている人などです。

たったプリン1個の食事としても、食事代は1食分ばっちりいただきます。

医師の指示の上での食事内容であり、栄養士も介入してカロリー計算や嗜好調査などした結果のプリン1個とはいえ、食事代を請求する方は大変気が引けます。

いっそ外で買ってきて持ち込みにしたらいいのにと思うけど、ご家族の負担(わざわざ持って来る大変さ)や、その持ち込んだ食料品をどう管理するかなど衛生上のことを考えると、やはり給食室から出して食事代をいただくしかない…。

 

ある時、病棟の看護師さんから相談がありました。

「認知症の患者さんでアイスもなかしか食べないからお出ししてるんだけど、食事代が気になるんよなー」。

その時私は患者さんの食事内容までチェックしていなかったのですが、調べてみるとアイスもなか1個で食事代は1食分360円いただく状態になっていました。

それは大変とさっそくご家族に認定証の申請に行ってもらったところ、非課税で収入もない患者さんだったので、取得できた認定証は「低所得1」=1食100円となります。

アイスもなかに100円ならみんな納得!

知らせてくれた看護師さんには本当に感謝しました。

(認定証で食事代を安くするには、「認定証 …入院時の食事代を下げる 」参照です。)

 

こちらもカルテを読んで色々アセスメントしてますが、やっぱり「この患者さん、この医療行為だけなのに高額な医療費払わせるのが気の毒!」とか、「この患者さん、自分では言わないけど経済的に苦しそう!」などという発見は、普段身近に接している看護師さんだからこそ気付くことも多いです。